第6話 吉野は大の甘党!?
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吉野作造の好物と言えば、おでんのこんにゃくや茶飯が有名です。明治文化研究会を主宰していた時、よくメンバーと東京大学近くの「呑喜」と言うおでんやに行っていました。酒はほとんど飲まず、ひたすらおでんと茶飯を食べていたようです。この「呑喜」は現在も営業していますが、実際におでんを食べてみると、味付けは甘い味が勝っています。吉野はどうも甘い物が好きだったようです。
ロンドンで吉野と知り合いになったある洋画家は、よくお金を借りに行ったついでに、吉野の家で夕食をごちそうになりました。その時同行した人には、遠慮せずにたくさん食べる画家の姿が印象に残ったようです。 |
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しかし画家によれば、「吉野家のすき焼きは砂糖をやたらに入れ、もち菓子のようで食欲が減退した」と言っています。
ある年の大みそかには、夜遅くに年越しそばならぬ年越し汁粉を食べに出掛け、寒かったためか風邪をひいて正月早々寝込んだことがありました。また、銀座の資生堂のアイスクリームがお気に入りだったようで、友人から贈られると喜んで日記に書き付けています。講義の後学生を連れてアイスクリームをごちそうしたこともありますが、その際食べすぎておなかをこわすほど好きだったようです。
吉野の日記からは歯の治療に通っていることが分かりますが、これが甘い物の食べ過ぎによる虫歯であったかどうかは定かでありません。
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